2024年のパリオリンピックで、新種目として追加されるブレイキン。若者を中心に人気が高まるブレイキンの魅力や基本ステップを、Part1とPart2の2回に分けてご紹介します。Part1ではシーンの先駆者であるB-BOYのTAISUKEさんと一緒に、2024年パリオリンピックへ向けてその魅力を紐解きます!
数あるストリートダンスの中でも、世界で最も競技人口が多いと言われているジャンル。ブレイクダンスとも呼ばれ、床を使って頭や背中などで回転したり、バク転や倒立といったダイナミックな技で魅せるのが特徴です。音楽に合わせて踊る表現の要素に加え、アクロバティックな動きが多いことから、スポーツの要素を持つダンスジャンルとして楽しまれています。
B-BOYTAISUKEさん
8歳の時に姉の影響でブレイキンの世界に足を踏み入れる。「Cool Crew Jr.とパパ」というチームを結成し、ダンス歴わずか1年で日本のトップダンサーが集まる「JAPAN DANCE DELIGHT」にて特別賞を受賞。キッズダンスシーンの立役者として、その名を轟かせた。その後2008年には、世界最高峰のソロバトルイベント「Red Bull BC ONE」で日本人初の準優勝に輝く。チームとしては「The Floorriorz」で前人未到の世界⼤会三連覇を果たす。現在はプレイヤーに留まらず、「THE JAM」のオーガナイザーなどシーン全体を盛り上げるプロデューサーとしても活動中。
ストリートダンス界から高い評価を得る国内最高峰のブレイキンバトル「THE JAM」。その中のナンバーワンを決める決勝バトル「THE JAM FINAL」が2年連続で兵庫県西宮市で開催され、B-BOYやB-GIRLによる白熱のバトルが行われました。ブレイキンがオリンピックの新種目として追加されたことを受け、日本代表への登竜門と称される大会を目指しています。
西宮市に拠点を置き、イベントプロデュースやスポーツ関連商品の企画など幅広い事業を手がける。「THE JAM」がスタートした2018年より組織委員会として携わり、2022年には「THE JAM FINAL」の委員会代表として浜甲子園体育館での開催を実現。2024年も甲子園エリアでの開催を目指して活動を開始している。今後もダンスを通して、年齢関係なく魂がぶつかり合う舞台を西宮市で作り上げていく。
