スポーツのまち甲子園をもっと楽しむ 甲子園スタイルガイド 2024 AUTUMN

interview マーヴェラスジュニア

未来の女子バレー支える
西宮の次世代プレイヤー

2024年より開催される新たなトップリーグへの参加を表明した女子バレーボールチームの大阪マーヴェラス。兵庫県西宮市に練習場を持ち、パリオリンピックの代表メンバーに選ばれた選手が所属するなど、活躍の場を広げるチームとして注目を集めています。今回はそんな女子バレーボールチームのジュニアチーム「マーヴェラスジュニア」のヘッドコーチである坂下麻衣子さんにお話をお聞きしました。国内トップチームのサポートを受けながら、バレーボール界に新しい風を吹き込む若き力に迫ります。

期待のジュニアチームが誕生 初の公式戦に向け成長する日々

期待のジュニアチームが誕生
初の公式戦に向け成長する日々

マーヴェラスジュニアは、2024年4月に活動をスタートさせた女子バレーボールチームです。中学生を対象とし、週に2回西宮市にあるJTバレーボール部体育館にて練習を行っています。2月のメンバー募集の際には定員を大きく上回る応募をいただき、可能であればすべての希望者を受け入れたかったのですが、指導者やコーチといったリソースに限りがあるため選考会を実施。現在は中学1~3年生までの18人で活動しています。

チームが始動してから数ヶ月。学校も部活も異なる子どもたちがうまくまとまるのかと不安もありましたが、みんなで協力しながら和気藹々と練習を進めている姿がとても印象的です。どうしても1年生と3年生は能力に差が出たり、中にはバレーボール初心者の子もいるのですが、上級生や経験者がリードして、チーム全体で支え合いながら成長していく様子を見ることができています。

現在チームが焦点を当てているのが、年に一度開催されるSV-V.LEAGUE U15選手権大会です。15歳以下のジュニアチームが集まり日本一を決める大会で、マーヴェラスジュニアにとって唯一の公式戦となります。選手権大会において結果を残すことはもちろん重要ですが、西宮市に練習場を持つマーヴェラスという名前を背負って、生き生きとバレーボールを楽しむ姿を見せてほしいと思っています。
※SV-V.LEAGUE U15選手権大会…SVリーグ加盟チームのジュニアチームによるトーナメント大会

地域に元気や感動を届け愛され応援されるチームに

地域に元気や感動を届け
愛され応援されるチームに

ヘッドコーチを務める私は西宮市で生まれ育ち、大学時代は武庫川女子大学のバレーボール部に所属していました。卒業後はJTマーヴェラス(現在の大阪マーヴェラス)に入団し、2009年には全日本女子代表として国際大会に出場。その後、JTマーヴェラスの主将を務めた経験もあります。バレーボールはサッカーやバスケットボールといったほかの球技と違い、ネットを挟んで相手チームとボールを打ち合うスポーツです。長い間バレーボールと向き合ってきましたが、相手の守備に対してどんな攻撃を仕掛けるかなど、ネット越しの駆け引きが見どころの一つだと思います。

マーヴェラスジュニアは国内トップリーグで戦う大阪マーヴェラスとは違い、豪快なスパイクやスーパーレシーブといった派手なプレーができるわけではありません。しかし彼女たちにしか与えられない感動があると思っていて、チームで力を合わせ一生懸命にボールをつないだり、失敗を恐れず前向きに取り組む姿は多くの人の心を動かすものだと信じています。

先日メンバーの子たちは、大阪マーヴェラス主催のファン感謝祭に参加しました。今後はそういった交流イベントにも積極的に参加し、ファンや地域の皆さんに応援されるチームを目指していきたいです。また少し先になるかもしれませんが、最終的には西宮市の子どもたちがバレーボールを気軽に始められ、続けていけるような環境づくりにつなげていくことが私の目標でもあります。地域に元気や感動を届けられるようメンバーとともに励みますので、温かい応援をよろしくお願いいたします。

マーヴェラスジュニア
ヘッドコーチ/
坂下麻衣子

坂下麻衣子

マーヴェラスジュニア

国内トップリーグで活躍する大阪マーヴェラスのジュニアチームとして2024年4月に誕生。女子バレーボール元日本代表の坂下麻衣子さんをヘッドコーチとして迎え、初の公式戦となるSV-V.LEAGUE U15選手権大会へ出場。

私たちは大阪マーヴェラスのスローガンでもある「最高の輝きを。最大の感動を。私たちは進化し続ける。」をテーマに活動しています。自分たちらしい一生懸命で前向きなプレーをお見せすることで、感動を届けられるよう日々練習に取り組んでいます。

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